Eclipse 3.3が6月30日、リリースした。eclipseの公式Webサイトから無償でダウンロードすることができる。Eclipse 3.3では、以下のような機能追加や修正が行われている。
Windows Vista対応
今バージョンより正式にWindows Vistaをサポートした。
Quick Access機能の搭載
ツールバーの「Window」-「Navigation」-「Quick Access」を選択すると、Eclipseの全メニュー、ファイル、クラス、メソッド名を検索できるポップアップが表示される。この機能はCtrl+3にショートカットキーとして割り当てられている。

「元に戻す」機能の範囲拡大
「元に戻す」(Undo)が、ファイル削除などのリソースに対する操作や、ブックマークに対する操作などにも対応した。

ワークスペースの変更が容易に
「File」-「Switch Workspace」を選択することで、ワークスペースの変更ができるようになった。設定をコピーして引き継ぐこともできる。

CVSでのリソース比較時のハイライト機能強化
CVS等でファイルの内容を比較する際に、これまでの行レベルでの違いに加え、文字単位での差分をハイライトするようになった。
チートシートビューの搭載
「Cheat sheet」(ツールやプログラミング時のコマンドや手順をまとめたもの)を表示させるビューが搭載された。
エディタの高速スクロール
Ctrl+マウスホイールで、高速スクロールできるようになった。
スペルチェック機能の搭載
テキストエディタ、CVSコミットコメントなどで、スペルチェック機能が働くようになった。
この他にも数多くの機能追加、修正が盛り込まれている。Eclipse 3.3の新しい機能についてはEclipseインストール後、「Help」-「Help Contents」でヘルプを表示させ、「What's new」を開くことで確認することができる。なお、「What's new」は大見出しごと(Workbench User GuideやJava Development User Guideごと)に存在するので、それぞれ確認して欲しい。

また、europaプロジェクトは全体で21のプロジェクトが動いており、これらも今回のリリースに併せて最新版が公開されている。
Eclipse.org home(ホームページ)
Eclipse Europa Release(europaのホームページ)
Eclipse Project Downloads(ダウンロードページ)
CodeZine:Web開発者必須の全部入りEclipse「wtp-all-in-one 2.0」もリリース