トラーナは、Web開発で使用されるスクリプト言語「PHP」の持続的な開発支援を目的とする「The PHP Foundation」に対する1500USDの寄付を、11月29日に実施した。
世界各国で利用されているPHPは、コミュニティで言語開発を行っており、その多くが有志として、プライベートの時間を利用して参加している。そのため、活動量は各開発者の余暇や関心に委ねられており、コミュニティ外からの金銭報酬も明確には定義されていないことも多く、今後の持続的な発展に関し、不安視される傾向にあった。また、ソフトウェア製品とは異なり、開発に利用する開発言語そのものに利用料金などを支払う必要がないことも、言語開発の環境が金銭的に厳しい背景となっている。
このPHPをとりまく不安定な環境を改善すべく、チェコに本社を置くJetBrains社は、現地時間11月23日に、「The PHP Foundation」の設立を発表した。個人・法人共にPHPの開発支援に対し金銭的支援を行うことにより、持続的な言語開発へ寄与することを目的としている。
トラーナでは、乳幼児向け玩具サブスクリプションレンタルサービス「トイサブ!」のオペレーションを支える管理システムでPHP8.0を使用していることから、少しでもPHPを取り巻く環境が改善することを願い、今回1500USDの寄付を実施した。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です