「Rust 1.57.0」では、従来const fnや他のコンパイル時のコンテキストでは使えなかったpanic!マクロが安定版となり、assert!など他の標準ライブラリAPIがconstで使用できるようになっている。なお、現時点ではまだ完全なフォーマットインフラストラクチャが含まれていないので、静的文字列または単一の&str補間値が必要となる。
さらに、Cargoでは、任意の名前のプロファイルがサポートされるようになるとともに、Vec、String、HashMap、HashSet、VecDeque向けのtry_reserveが安定版となり、呼び出し元はこれらの型のバッキングストレージを誤って割り当てた場合でもプロセスの中止を回避するメソッドが提供される。
ほかにも、いくつかのAPIやトレイトが安定版になるなど、さまざまな機能追加・改善が行われた。