米Googleは、運用および分析ワークロード向けのフルマネージドでスケーラブルなNoSQLデータベースサービスである「Cloud Bigtable」の新機能として、アプリケーションの需要の変化に応じて容量を自動的に追加または削除する、自動スケーリングの一般提供を1月27日(現地時間)に開始した。
Cloud Bigtableに追加された自動スケーリングは、利用需要の変化に応じてクラスタ内のノード数を自動的にスケールアップまたはスケールダウンするもので、プロビジョニングが過剰になることで不要なコストが発生したり、プロビジョニングが不足することでビジネスチャンスを逃すリスクを大幅に減らせる。また、自動スケーリングは、Bigtableサーバに直接アクセスできるネイティブサポートなので、応答性の高い自動スケーリングソリューションとなっている。
あわせて、Cloud Bigtableには最近、コストと管理オーバーヘッドを削減する新機能が追加された。
新機能では、より多くのデータを、より少ないコストで保存できる2倍のストレージ制限が設けられており、とりわけストレージが最適化されたワークロードに役立つほか、アプリケーショントラフィックのルーティング方法を柔軟に決定し、優れた顧客体験を提供するクラスタグループ、可観測性を向上し、トラブルシューティングとワークロード管理を高速化するより詳細な使用率メトリックが提供されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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