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AWS、Amazon S3にチェックサムアルゴリズムを追加

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2022/03/02 16:45

 米Amazon Web Servicesは、クラウドストレージサービスAmazon Simple Storage Service(Amazon S3)に、4つのチェックサムアルゴリズムのサポートを追加したことを、2月25日(現地時間)に発表した。

 Amazon S3におけるPutObject関数では、オブジェクトのMD5チェックサムが利用可能となっており、指定した値がS3によって計算された値と一致する場合にのみ操作を受け入れる。この機能によって、Amazon S3はデータ通信エラーを検出できる。一方で、PutObjectを呼び出す前、またはGetObjectを呼び出した後にチェックサムを計算する必要があり、ファイルサイズの大きなオブジェクトのチェックサムは計算量が多く、ボトルネックにつながる可能性もあった。

 今回の、新たなチェックサムアルゴリズムのサポートによって、Amazon S3に保存されているデータのチェックサムを計算して保存し、チェックサムを使用してアップロードとダウンロードのリクエストの整合性をチェックすることがこれまで以上に容易となっており、各オブジェクトをAmazon S3にアップロードする際には、広く使用されているチェックサムアルゴリズムである、SHA-1、SHA-256、CRC-32、CRC-32Cのいずれかを使用できる。

 AWS SDKの最新バージョンでは、指定されたチェックサムをアップロードの一部として計算し、アップロードの終了時にHTTPトレーラに送ることが可能になっている。事前に計算されたチェックサムを指定するオプションも用意されており、HTTPトレーラと組み合わせることでクライアント側の整合性チェックを大幅に高速化できる。

 さらに、AWS SDKではクライアント側の並列処理を利用して、マルチパートアップロードの各パートのチェックサム計算が可能になっており、すべてのパートのチェックサム自体のチェックサムが計算され、アップロードが完了するとチェックサムのチェックサムがAmazon S3へ送信される。

 検証されたチェックサムは、指定されたアルゴリズムとともにオブジェクトのメタデータの一部として保存され、オブジェクトに対してKMSキーを使用したサーバ側の暗号化が要求された場合、チェックサムは暗号化された形式で保存されることになる。

 さらに、オブジェクトおよび各パートのチェックサムを返す、GetObjectAttributes関数も用意されている。

 今回追加された4つのチェックサムは、すべての商用AWSリージョンにおいて、追加料金なしで使用できる。

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