米Microsoftは、一般的なコマンドラインツール用のPowerShellコマンドレットを迅速に開発するためのフレームワークである「PowerShell Crescendo」の一般提供(GA)を、3月10日(現地時間)に開始した。
PowerShell Crescendoは、既存のコマンドラインツールを活用するPowerShellコマンドレットの迅速な構築を可能にする開発アクセラレータであり、PowerShellパイプラインのオブジェクト出力、特権の昇格、統合されたヘルプ情報が含まれる。
今回のGAリリースでは、JSONファイル内のシンプルなkey/valueステートメントからコマンドレットを定義する機能が追加されたほか、コマンドレット定義が1つ以上のJSONファイルに含められるようになり、IntelliSenseとツールチップを使用してCrescendo構成を作成するのに役立つJSONスキーマ、コードをコマンドレット定義から分離してデバッグと開発を容易にする3つのスタイルの出力処理コード、Windows、Linux、macOSの特権昇格メカニズムが追加されている。
なお、PowerShell Crescendoでのモジュール生成を行うにはPowerShell 7以降が必要となるが、生成されたモジュールはPowerShell 5.1以降で実行できる。また、コマンドレット構成を自動生成するための概念実証例を提供する、ヘルプパーサが試験的に追加されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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