ガートナージャパンは、2022年のデータ/アナリティクス(D&A)に関するトップ・トレンドを4月4日に発表した。12のトップ・トレンドは「ダイナミズムとダイバーシティの活性化」「人材と意思決定の強化」「信頼確保の制度化」の3カテゴリに分類されている。
「ダイナミズムとダイバーシティの活性化」としては、2026年までに社内外のデータ・エコシステムに自動化された信頼基準が適用されることで、外部のデータ仲介者の大半は市場から排除され、データ共有のリスクが半減すると予想する。
「人材と意思決定の強化」としては、2025年末までに大多数の最高データ責任者(CDO)がデータ・ドリブンなビジネスの戦略的目標を達成するために必要な人材のデータ・リテラシーを向上できないままになるとみている。Gartnerの調査によれば、D&Aの人的な要素を優先して取り組む組織は、テクノロジに偏重する組織よりも成功を収める割合が高いことが明らかになっており、人材に焦点を当てることで単なるプラットフォーム/データセット/ツールの提供ではなく、より幅広いデータ・リテラシーやデジタル学習が促進される。
「信頼確保の制度化」としては、AIに関する規制が世界的に広がる中で、信頼性、透明性、消費者保護を確保する監査可能な特定のプラクティスが義務付けられつつあることから、Gartnerでは2026年までに信頼できる目的志向のAIを開発する組織では、AIイノベーションの75%以上で成功を収める一方で、開発しない組織では40%に留まると予想する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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