ビープラウドは、システム開発者向けドキュメントサービス「TRACERY(トレーサリー)」を4月13日に正式リリースした。ドキュメント作成やデータベース設計、ER図やワイヤーフレームの作図など、システム開発に必要な機能を統合したクラウドサービスで、編集履歴や外部サービスとの連携によるトレーサビリティに着目した設計となっている。
TRACERYは、Markdownによる文書作成機能だけでなく、データベースの設計・管理や作図といった機能を備えており、プロジェクトをスタートする際に複数のツールを使い分ける必要がない。
また、共有用リンク機能とバックリンク機能により、分断されがちな情報をつなぎ、それぞれをたどりやすくした。共有用リンク機能では、TRACERY内のページや図、データベースなどあらゆる箇所についてピンポイントでリンクを発行できる。バックリンク機能では、GitHub、Redmine、Googleドキュメントなど外部サービスとの相互リンクの自動設定が可能。ドキュメント・コード・イシュー間のトレーサビリティを保つ。
サービス開発の背景には、トレーサビリティの考え方がある。システム開発において、ドキュメント間の対応関係や変更履歴が記録されている状態(トレーサビリティが確保された状態)を保つことで、工数削減が見込める。
ビープラウドは、同社の開発業務において複数のツールを組み合わせてトレーサビリティの確保を試行錯誤してきたが、その確保にかかる手間を削減できるサービスとしてTRACERYを開発した。
料金体系として、2ユーザー・1プロジェクトまで使えるフリープランのほか、ユーザー数・プロジェクト数無制限のスタンダードプラン(月額1100円・1ユーザー)、IP制限や請求書払いに対応するエンタープライズプランの3種類を提供する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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