V8 JavaScriptエンジンとRustによって構築された、JavaScript/TypeScript/WebAssemblyランタイムDenoの開発チームは、最新バージョンとなる「Deno 1.23」を6月16日(現地時間)にリリースした。
「Deno 1.23」では、型チェックがデフォルトでは行われないようになり、代わってタイプストリッピングが行われるようになったほか、Deno.sleepSyncの機能が既存のWeb APIによって実現可能となったことから削除されている。
さらに、組み込みのファイルウォッチャが動的にインポートされたファイルの変更も監視するようになるとともに、deno taskに対する複数の変更、deno fmtがデフォルトで.cjs、.cts、.mjs、.mts形式のファイルをフォーマットするようになった。
ほかにも、ユーザーグループのIDを取得可能なAPIであるDeno.getGid()の追加(現時点では不安定)、deno infoにおいて設定ファイルの有効/無効を設定できる--configおよび--no-configフラグのサポート、REPLにおける強制的に改行する機能の追加など、さまざまな機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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