米VMwareは、オンプレミスの仮想サーバーやコンテナをクラウドと同様の手法で管理できるようにする仮想化環境「VMware vSphere+」を6月28日(現地時間)に発表した。
VMware vSphere+はオンプレミス環境向けの仮想化環境で、オンプレミス環境をクラウド環境と同様の手法で管理できるようにすることが特徴。具体的には「VMware Cloud Console」を経由して、オンプレミス環境の設定やポリシー管理などが可能になる。VMware Cloud Consoleはパブリッククラウドサービスとして提供する。
管理コンソールをクラウドサービスとして提供することで、新機能の追加も容易になった。仮想環境に変更を加えることなく、VMware側がクラウドに実装するだけで、新機能を提供できる。最初の新機能はディザスタリカバリの機能を提供する「VMware Cloud Disaster Recovery」となる予定。
さらに、「VMware Tanzu Standard Runtime」を統合した。これによって、Kubernetesを使用してオンプレミスからパブリッククラウドにまたがる環境で仮想サーバーやコンテナを管理、運用できるようになる。
VMwareは、VMware vSphere+の提供を7月29日までに始める予定だ。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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