プログラミング言語Rustの開発チームは、最新版となる「Rust 1.63.0」安定版を8月11日(現地時間)に公開した。
「Rust 1.63.0」ではまず、スコープ付きスレッドを使えるようになった。従来の「std::thread::spawn」でスレッドを起動すると、スレッド内で使えるデータは’staticなものだけだったが、1.63.0で使用可能になった「std::thread::scope」を使用すると、’staticではないデータも使えるようになる。
さらに、ファイルディスクリプタ(Unix、Linux)やハンドル(Windows)に所有権を設定できるようになった。加えて、「Condvar::new」「Mutex::new」「RwLock::new」の各メソッドが定数として呼び出せるようになり、「Condvar」「Mutex」「RwLock」をグローバル定数として扱えるようになった。さらに、30種のAPIが安定化した。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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