米Microsoftは、macOS用統合開発環境の最新バージョンとなる、「Visual Studio 2022 for Mac 17.3」の一般提供を8月9日(現地時間)に開始した。
「Visual Studio 2022 for Mac 17.3」では、APIキーやパスワード、データベースへの接続情報など、開発者の秘密情報を管理する機能が加わった。この機能を使うことで、秘密情報をプロジェクト外に位置するJSONファイルに保管できる。プロジェクト外に置いているため、公開レポジトリにプロジェクトをアップロードしても秘密情報は漏れない。
さらに新しいコード修正機能が使えるようになった。この新機能を使うと、main関数がないコードに新たにmain関数を加えてくれる。そして、JSONや正規表現に対応したコード補完機能も使えるようになった。
ちなみに、今回のバージョンは17.0に続くものであり、バージョン番号の17.1と17.2は飛ばした。これはWindows版のVisual Studioとバージョン番号を合わせるための措置である。
そしてMicrosoftは同日にバージョン17.4のプレビュー1も公開した。このバージョンでは、.NETマルチプラットフォームアプリUI(.NET MAUI)に対応するなどの新機能が加わっている。17.4のプレビュー1は、17.3と同じMacにインストールして、それぞれ別々に起動することができる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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