グレープシティ、帳票コンポーネントActiveReports for .NETのサービスパック（SP1）をリリース

　グレープシティは、Visual Studio上で帳票アプリケーションを開発できる.NET開発コンポーネント「ActiveReports for .NET 16.0J」のサービスパック「SP1」を、10月12日にリリースする。最上位エディション「ActiveReports for .NET Professional」の、税込の1開発ライセンス価格は308000円で、購入から1年間はテクニカルサポートとフリーアップグレードの利用が可能となる保守サービスが付属している。

　ActiveReportsは、レイアウトや書式といった外観デザインの設定からデータ接続、印刷およびPDFへの出力設定まで、帳票開発に必要なあらゆる機能を搭載する。帳票デザイン方式としては、「セクションレポート」「ページレポート」「RDLレポート」の3つを採用しており、日本の帳票開発に求められる生産性と柔軟性を満たせる。

　今回リリースされた「ActiveReports for .NET 16.0J SP1」では、Webデザイナコンポーネントで作成したデザイナアプリケーション（Webデザイナ）において、XML形式のセクションレポート（拡張子は.rpx）の作成や編集が可能となった。

　さらに、あらかじめ定義したデータセットをテンプレートとして読み込んで使用できるようなったほか、Webデザイナでのデザイン時にルーラーが表示可能となっている。また、Webデザイナ上のデータタブや式エディタから「ユーザーID」「ユーザー言語」を非表示にできるようになるとともに、PDFの長期署名（PAdES：PDF Advanced Electronic Signatures）に必要なリビジョン6（AES-256）のセキュリティに対応したPDFを作れるようになった。

　ほかにも、Chartコントロールのエンコーディングへの「テキスト」要素の追加、レポートのテーマ設定への式の使用、レポートパラメータの「使用できる値」設定への「並び替え」の追加、「.NET Framework 4.8.1」のサポートといった機能追加・改善が行われている。