米Microsoftは、同社の提供するフルマネージドのサーバレスNoSQLデータベース「Azure Cosmos DB」における、「Azure Cosmos DB for PostgreSQL」の一般提供を10月12日(現地時間)に発表した。
Azure Cosmos DB for PostgreSQLは、開発者に最新のPostgreSQL機能を提供し、無料トライアルから開始してワークロードの増大に応じてデータベースのスケールアウトが可能なサービス。
今回の、Azure Cosmos DBにおけるAzure Cosmos DB for PostgreSQLの一般提供によって、AzureはリレーショナルデータベースとNoSQLの両方のワークロードをサポートする、独自の単一データベースサービスを提供する最初のクラウドプロバイダとなり、使い慣れたAzure Cosmos DBを使用して、リレーショナルデータと非リレーショナルデータ用のクラウドネイティブアプリケーションを構築できるようになった。
Azure Cosmos DBの無料試用版では、豊富なJSONサポート、強力なインデックス作成、広範なデータ型、全文検索といった、PostgreSQLが備えているすべてのネイティブ機能を利用可能となっている。PostgreSQLの新バージョンがリリースされた場合は、2週間以内に新バージョンを利用できるようにする。
Azure Cosmos DBの無料試用版からアップグレードするか、PostgreSQL用の新データベースを作成すれば、アベイラビリティゾーン全体での高可用性、自動バックアップ/復元機能と特定の時点への巻き戻し機能、最新のPostgreSQLおよび拡張機能へのワンクリックでのアップグレード、CPUとストレージのスケールアップ/ダウン、保存データの暗号化とプライベートエンドポイント、30のAzureリージョンにわたるグローバルおよびローカル認証への準拠といった有償機能が利用可能になる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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