ハイヤールーは、同社が提供するコーディング試験サービス「HireRoo(ハイヤールー)」において、試験結果から自動で偏差値を算出する機能をリリースしたことを、10月17日に発表した。
「HireRoo」はエンジニア採用時のコーディング試験サービスで、リモート採用下での候補者の技術評価に必要なツールをすべて兼ね備えており、AIによる自動採点やスクリーニングなどによって、スキルを可視化して採用ミスマッチを防げる。
候補者による試験の受験後に、自動で試験レポートが生成され、アルゴリズム形式なら提出コードの正解率・パフォーマンス・可読性など、システムデザイン形式ならシステムの可用性・スケーラビリティ・一貫性などを加味したスコアが自動で算出され、それらに基づいて最終的に試験全体のトータルスコアが出される。
一方で、トータルスコアの算出だけでは企業ごとに評価軸を設定する必要があり、業界全体における候補者のレベル感を判断するには足りない状況だったことから、今回の偏差値算出機能が追加された。
同機能では、試験レポートの項目に偏差値の枠を追加し、各設問において問題の難易度、同じ問題を解いた他の候補者の結果などからスコアが算出され、それらを総合して試験全体のスコアが決まる。従来の仕組みでは、同じ問題に対する候補者同士の比較しかできなかったが、偏差値算出機能の追加によって異なる問題を解いている候補者でも偏差値を通じた比較が可能となり、自社だけでなく他社の候補者を含むエンジニア全体のレベルを考慮した、より相対的な評価を実現できるようになる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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