米GitLabは、同社が開発・提供するGitリポジトリマネージャの最新版となる「GitLab 15.6」を、11月22日(現地時間)にリリースした。
GitLab 15.6では、グループレベルとサブグループレベル両方でスキャン結果ポリシーを管理できるようになり、多数のプロジェクトを抱える大規模な組織において、ポリシーの均一な適用が容易になっている。
また、Git Abuse Rate Limitingが導入されており、ユーザーが一定時間内にグループまたはそのサブグループで指定された数を超えるリポジトリをダウンロードまたはクローンすると、管理者へ通知が送られるよう設定できるようになった。レート制限を超えるユーザーを自動的に禁止することも可能で、禁止されたユーザーはメイングループまたはその非公開サブグループにアクセスできなくなる。
さらに、DAST APIスキャンにはDAST APIアナライザがデフォルトで使用されるようになり、より高い検出率を実現しているほか、CI/CD変数における特殊文字のサポート、rules: exists設定におけるCI/CD変数のサポートなど、非常に多くの機能追加・改善が行われた。
なお、GitLab 15.6ではPostgreSQLのバージョンが12.0から12.12、または13.6から13.8に引き上げられたことから、アップグレードを行うことで自動再起動によるダウンタイムが発生する可能性があるため、注意が必要となる。PostgreSQLのバージョンが変更された際の自動再起動は、設定によって無効化することもできる。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です