クラウドエースは、大企業(従業員数1000名以上)のDX推進担当者109名を対象に実施した、大手企業のDX推進に関する調査の結果を12月14日に発表した。
同アンケートは、10月18日〜10月19日の期間にインターネット上で実施され、大企業(従業員数1000名以上)のDX推進担当者109名から有効回答を得ている。
「2022年を振り返って、あなたのお勤め先の会社では、どの段階までDXが進んでいますか。」と質問したところ、「DX推進のため、社内でビジョンを共有、経営陣が方向性を示した段階」が24.8%、「紙をベースにしたアナログな業務プロセスをITを活用してデジタル化する「デジタイゼーション」の段階」が28.4%という回答となった。
「2022年に、あなたがDX推進のために行ったことを具体的に教えてください。」と質問したところ、「ペーパーレスの推奨」が45.9%と最多。次いで「DX人材の確保」が38.5%、「システム開発」が36.7%という回答となった。
また、「あなたは、自社の事業を推進するにあたり、DXをどのように捉えていますか。」と質問したところ、「事業を伸ばすために必要な施策」「 DXすることが目的ではなく、DXで何を実現するか」など67の回答を得た。
「自社でDXを推進するにあたり、課題はあると思いますか。」と質問したところ、「非常にそう思う」が44.0%、「ややそう思う」が 47.7%という回答となった。
「DX を推進する上での課題を本音で教えてください。」と質問したところ、最も多かった回答は、「自社内のDX推進人材が不足している」で60.0%だった。次いで、「エンジニアに丸投げになっている」が42.0%、「投資するための予算確保が難しい」が38.0%という回答となった。
他にも「先ほどの質問で回答した以外に、DXを推進する上での本音があれば、自由に教えてください。」と質問したところ、「社内の意識にばらつきがある」「何から手をつけていいのかわからない」など56の回答を得た。
「2023年以降、DX推進に向けて予算額をどのように考えていますか。」と質問したところ、「現状の予算では足りていないため、増額したい」が54.9%、「現状の予算で足りているため、このままで良い」が23.9%という回答となった。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です