米Microsoftは、.NET 8最初のプレビューとなる「.NET 8 Preview 1」を、2月21日(現地時間)に公開した。
「.NET 8 Preview 1」では、ネイティブAOTの拡張が引き続き行われ、macOSでのネイティブAOTが利用可能になるとともに、作成されるアプリケーションのファイルサイズが最大50%小さくなる。
さらに、.NETコンテナイメージにおいて、デフォルトのLinuxディストリビューションをDebian 12に変更するとともに、タグ付けを“8.0-preview”に変更した。また、「.NET 8 Preview 1」以降に公開するすべてのコンテナイメージを非rootで実行できるようにするなど、.NETアプリケーションにコンテナイメージを使用する方法が改善された。
ほかにも、System.RandomとSystem.Security.Cryptography.RandomNumberGeneratorの両方に、入力セットから項目をランダムに選択するユーティリティメソッドGetItemsと、スパンの順序をランダム化するユーティリティメソッドShuffleが追加されるとともに、System.NumericsおよびSystem.Runtime.Intrinsicsにおける改善、欠落しているメンバの処理、requiredおよびinitプロパティにおけるソースジェネレータのサポート、インターフェース階層からのプロパティのシリアル化のサポートなどJSONの改善、コアライブラリにおけるパフォーマンス重視の、複数の新しい型の追加、.NET SDKにおけるdotnet publishとdotnet packのデフォルトでのReleaseアセットの生成、Linuxにおけるdotnet/dotnetからの独自の.NETの構築など、数多くの機能追加、改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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