米Microsoftは、開発者が正式リリース前のWindowsにアクセスできるようにする「Windows Insider Program」における、2023年の予定を3月6日(現地時間)付の公式ブログ投稿にて明らかにした。
2023年のWindows Insider Programでは、Devチャネルをリブートすることで、Windows 11の継続的なイノベーションのよりよいサポートを提供すべく進化を続け、同プログラムに登録するユーザーが、開発中の新機能やエクスペリエンスを試すのに最適な場所になることを目指す。
新たな機能としては、「Canaryチャネル」が新設され、正式リリースまでに長いリードタイムを必要とするプラットフォーム変更のプレビューを提供する。おもな提供内容としては、Windowsカーネルへの大幅な変更や新しいAPIが含まれる。なお、従来のDevチャネルと同様に、Canaryチャネルで公開された変更は正式版に含まれない場合や、将来準備が整った際にリリースされる場合もある。
Canaryチャネルにリリースされるビルドは、25000シリーズビルドから始まる、Dev、Beta、Release Previewチャネルよりも高いビルド番号になる。これまでもDevチャネルではこれらのビルドが提供されていたが、3月6日(現地時間)からはDevチャネルにいたユーザーは、Canaryチャネルへ移動される。Canaryチャネルへ移動したユーザーは、OSとメールによって移行を通知され、必要に応じて別のチャネルを選択するためのクリーンインストールを実行できる。
あわせて、Devチャネルがリブートされ、特定のWindowsリリースに縛られることなく、新たなアイデアが生まれ、新機能やエクスペリエンスがプレビューされる場所となる。Devチャネルの方が、プラットフォームの安定性が高いため、ほとんどのユーザーにはDevチャネルへの参加が推奨される。
なお、BetaチャネルとRelease Previewチャネルの変更は行われない。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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