米FerretDBは、ドキュメント指向データベース管理システム「FerretDB」のバージョン1.0を4月11日(現地時間)に公開した。FerretDBはApache 2.0ライセンスで公開しているオープンソース・ソフトウェア。
FerretDBは、ドキュメント指向データベース管理システム「MongoDB」の代替として開発が進んでいる。かつてはオープンソースで利用できたMongoDBがライセンス形態を変更し、オープンソース・ソフトウェアではなくなったことがきっかけで、FerretDBの開発が始まった。FerretDBはMongoDBと互換性を持っており、簡単に置き換えが可能になっているという。そして前述のようにオープンソース・ソフトウェアであり、商用利用も可能になっている。
FerretDBの実体は、MongoDBのクエリ文をSQLに変換し、基盤となるデータベース管理システムに渡すソフトウェアだ。現在のところ、PostgreSQLを基盤として利用しているほか、「Tigris」や「SAP HANA」と互換性を持たせるために作業を進めているという。さらに、基盤となるデータベース管理システムとして「SQLite」も使えるようにする予定だとしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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