プログラミング言語「Rust」の開発チームは、最新バージョンとなる「Rust 1.69.0」を、4月20日(現地時間)に公開した。Rustは、Apache License 2.0とMITライセンスで公開しているオープンソース・ソフトウェア。
「Rust 1.69.0」ではまず、Rustコンパイラや、静的解析ツール「Clippy」が出す警告のうち、自動的に修正できるものがあるときは、その部分と修正候補を列挙するようになった。列挙した部分は「cargo fix」や「cargo clippy --fix」といったコマンドを実行するだけで修正できる。
また、ビルドツールであるCargoがコンパイル時にビルドスクリプトのデバッグ情報を出力することを止めた。コンパイル速度を向上させるための措置だという。ただし、「Cargo.toml」ファイルに設定を書き足せば、デバッグ情報を出力させるようにすることも可能だ。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です