SIGNATEは、AI開発業務に携わる担当者を対象に実施した、AI開発における課題調査の結果を5月10日に発表した。同調査は、4月19日～20日の期間に行われ、102名から回答を得ている。
調査対象者に、AIの開発に携わる中で「課題」や「壁」を感じたことがあるかを尋ねたところ、「かなりある」が26.5％、「ややある」が51.0％という結果となった。
AIの開発に携わる中で「課題」や「壁」を感じたことが「かなりある」「ややある」と答えた人に、どのような「課題」や「壁」を感じたことがあるかを尋ねた質問（複数回答）では、「AIに精通する人材の確保」（65.8％）がもっとも多く、以下「精度の改善」（62.0％）、「性能の評価」（43.0％）が続いている。
そのほか、AIの開発に携わる中で感じた「課題」や「壁」について、自由に答えてもらったところ、「求められる専門知識のレベルが高い」「精度、性能の客観的な評価が難しい」といった回答が寄せられた。
同じく、AIの開発に携わる中で「課題」や「壁」を感じたことが「かなりある」「ややある」と答えた人に、AIの開発に携わる中で感じている「課題」や「壁」に対して、具体的な対策ができているかを尋ねた質問では、「あまり実施できていない」が45.6％、「まったく実施できていない」が5.1％に達している。
AIの開発に携わる中で感じている「課題」や「壁」に対して、十分な対策ができていない理由としては（複数回答）、「自社だけでは限界があるから」（49.3％）が最多となり、「費用が限られており十分な検証ができないから」（37.3％）、「対策を行うための時間が取れないから」（32.0％）がそれに続いた。
そのほか、AIの開発に携わる中で感じている「課題」や「壁」に対して、十分な対策ができていない理由を自由に答えてもらったところ、「全体像が見えていない」「社内風土の問題」といった回答が寄せられている。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか？
- この記事の著者
-
CodeZine編集部（コードジンヘンシュウブ）
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
