米OpenAIは、これまで一部のユーザーのみに提供していた「GPT-4」の、すべての有料APIユーザーに対する一般提供を、7月6日(現地時間)に開始した。
今回の、GPT-4 APIの一般提供にあたっては、有料版の支払い履歴のあるユーザーは8Kコンテキストでの利用が可能となっており、あわせて安定性を高め実稼働環境での使用に対応した、「GPT-3.5 Turbo」「DALL・E」「Whisper API」も一般公開されている。
同社は、GPT-4やGPT-3.5 Turboにおいて、安全に微調整を行えるようにする取り組みも行っており、微調整機能は2023年後半の提供を予定する。
さらに、今回のGPT-4 APIの一般提供にともない、Chat Completions APIへの投資を増やすとともに、コンピューティング能力の最適化を目指す取り組みの一環として、Completions APIの古いモデルの非推奨化を予定しており、2024年1月4日以降は古いCompletionsモデルが利用できなくなる。
今後の開発はChat Completions APIに重点が置かれる方針であるため、Completions APIを使用した新たなモデルを一般にリリースする予定はないという。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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