米Dockerは、Windows/macOS/Linux環境において、GUIを使ってコンテナ、アプリケーション、イメージを直接操作できるアプリケーションDocker Desktopの最新バージョンとなる「Docker Desktop 4.21」を、7月6日(現地時間)にリリースした。
「Docker Desktop 4.21」では、Slight、Spin、WasmtimeのWasmランタイムのサポートが追加され、containerdイメージストアが有効化されていれば、オンデマンドでダウンロードできる。
現在ベータ提供されている、コンテナでプロジェクトを実行するために必要なファイルを使ってプロジェクトを初期化することが可能なDocker Initにて、Rustが新たにサポートされるようになった。
さらに、組織内のイメージ分析をチームと共有する際に役立つDocker Scoutダッシュボードでは、Docker HubとArtifactoryの両方からすべてのイメージのセキュリティステータスの概要を確認するとともに、修復に関するアドバイスを得られるようになっている。
ほかにも、Docker Buildxコンポーネントがバージョンアップされ、containerdイメージストアが有効化されている場合に、マルチプラットフォームのイメージをDockerイメージストアにロードできるようになるとともに、システム上で現在実行されているアクティブなビルドを表示し、完了したビルドの分析とデバッグが可能になったビルドビューのベータリリース追加、macOSにおける起動とファイル共有の高速化など、さまざまな機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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