GitLabは、AIを活用したDevSecOpsプラットフォーム「GitLab 16」の提供開始を、7月6日に発表した。本サービスには、DevSecOpsプラットフォーム共通の新機能のほか、年内に正式リリースが予定されている機能も含まれる。
GitLab 16は、コードを迅速かつ効率的に作成できる「Code Suggestions」のほか、セキュリティテスト/分析、オブザーバビリティ、プロアクティブな脆弱性検出などの機能を備えた、DevSecOpsプラットフォーム。今回、AIを活用した最新機能として「Suggested Reviewers」、「Explain This Code」、「Explain This Vulnerability」、「Value Stream Forecasting」の4機能が追加された。今後リリース予定の機能として「Refactor This Code」および「Resolve This Vulnerability」がある。
新機能の「Value Stream Management」は、エンドツーエンドのDevSecOpsワークストリームを可視化し、ソフトウェア開発プロセスを管理する。「Value Stream Analytics」は、アイディエーションからデリバリーまでのDevSecOpsワークフローの可視化と管理に役立つ。また、「Value Stream Dashboard」は、DevOps Research and Assessment(DORA)メトリクス、サイクルタイムのほか、重大な脆弱性やデプロイメント頻度などの重要なメトリクスを企業全体で可視化する。
ソフトウェアサプライチェーンセキュリティを強化する「Value Stream Dashboards」、「Centralized Policy Management」、および「GitLab Dedicated」もプレリリースとなった。セキュリティ関連の新機能として、集中ポリシー管理の強化、コンプライアンスレポートとコンプライアンスコントロールの拡張、コンプライアンスダッシュボード、標準でのSLSA Level 3認証などがある。
今夏に一般提供開始予定の「GitLab Dedicated」は、コンプライアンスや規制に関するニーズに対応する。データレジデンシー、分離、およびプライベートネットワークを中心としたエンタープライズDevSecOpsプラットフォームのメリットをもたらすシングルテナントSaaSソリューションとなっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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