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Microsoft、数多くのパフォーマンス向上が行われた統合開発環境「Visual Studio 2022 17.7」をリリース

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 米Microsoftは、F5キーによるデバッガ起動の高速化やC#における電球アイコンのパフォーマンス向上といった、数多くのパフォーマンス強化が行われた、統合開発環境「Visual Studio 2022 17.7」をリリースしている。

 「Visual Studio 2022 17.7」における、F5キー操作のパフォーマンス向上では、デバッガおよびプロセスの起動にかかる時間が5~10%高速になっており、Unreal Editorを用いたテストでは、デバッガ内で起動するとプロジェクト選択画面の表示速度が21%向上した。

 C#における電球アイコンのパフォーマンス強化では、Visual Studioが表示するアクションを決定する速度の向上によって、書式設定の修正や型名の簡素化などコード修正が速くなっている。さらに、C#スペルチェッカにおいてより効率的なデータ構造の実装でストリーミングサポートを有効化したことで、LSP(Language Server Protocol)サーバとLSPクライアント間で転送されるJSONのメモリフットプリントを90%も削減し、スペルチェックにおけるパフォーマンスや効率の向上、通信の合理化、スケーラビリティの向上が実現した。

 Unreal Engineプロジェクトでは、新たに開いたC++ファイルでIntelliSenseとカラー化の準備が整うまでの時間が大幅に短縮され、IntelliSenseキャッシュ(IPCH)の生成は「Unreal Engine 5.1/5.2」プロジェクトにおいて30%高速になり、「Unreal Engine 4.27」プロジェクトでは15%高速化している。

 SDKスタイルの.NETプロジェクトにおける依存関係ツリーは、パフォーマンスと正確性の両方を向上すべく完全に書き直され、いくつかのバグが解決されるとともに、プロジェクトを開いて変更を加える際のレンダリング速度が大幅に向上し、すでに復元されているプロジェクトをロードする際に発生していた、ツリーに黄色い三角形が一時的に表示され、数秒後に消えるという問題が解消された。

 ファイル内検索においては、プールされたオブジェクトによる割り当ての削減、ファイルの存在や最終書き込み時間のチェックといった不必要なファイルシステムAPI呼び出しの最小限化、バイナリファイルにおける例外スローの削除などの技術を実装したことで、検索にかかる時間が大幅に改善されている。

 ほかにも、プロジェクトのパッケージの自動バックグラウンド復元に、暴走復元の検出メカニズムが含まれるようになり、NuGetパッケージの復元操作によって無限ループを引き起こされることがなくなるとともに、ServiceHubプロセス内のAppDomainが、より適切なコード共有とより多くのコードのプリコンパイルを行うよう再構築され、Visual Studio起動時のJIT時間が大幅に短縮された。また、Visual Studio自体の応答不能につながる過剰なCPU使用率と割り当てに関する洞察を得たことにより、効果的なトラブルシューティングと最適化が可能になり、全体で160超にも及ぶパフォーマンスの問題が修正されている。

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