米Google Cloudは、同社が2023年12月に発表した対話型AIであるGeminiの新たなアップデートと、利用可能範囲の拡大を2月16日(現地時間)に発表した。
今回発表されたアップデートのうちGemini 1.0 Proは、すべてのVertex AIユーザーに対する一般提供が開始されており、コンテンツの生成、編集、要約、分類といったほとんどのAIタスクを品質、パフォーマンス、コストにおいて最適なバランスで提供し、すべての開発者が本番環境においてGemini Proを使用したビルドを始められるようになっている。
Gemini 1.0 Ultraは、複雑なタスクに対応するもっとも洗練されたモデルで、複雑な指示、コード、推論、多言語といった分野で、特に強力なパフォーマンスを発揮する。現在は、一部のVertex AIユーザーに一般提供されている。
Gemini 1.5 Proは、初期テスト用として現在Vertex AIにてプライベートプレビューされている中規模のマルチモーダルモデルで、幅広いタスクにわたるスケーリングに最適化されており、Gemini 1.0 Ultraと同様のレベルでのパフォーマンスを発揮する。これまでの大規模基礎モデルの中で最長のコンテキストウィンドウであり、長いコンテキストの理解における新しく画期的な実験機能が導入され、本番環境で最大100万トークンを実行できるようになった。これは、1時間の動画、11時間の音声、30000行以上のコードベースまたは70万以上の単語といった、膨大な量の情報を一度に処理可能であることを意味している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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