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Google、マルチプラットフォームのアプリケーションフレームワーク「Flutter 3.19」をリリース

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 米Googleは、マルチプラットフォームのアプリケーションフレームワークFlutterの最新バージョンとなる、「Flutter 3.19」を2月16日(現地時間)にリリースした。

 Flutter 3.19では、Google AI Dart SDKがベータ版としてリリースされ、Googleの最新AIであるGeminiを利用した生成AI機能を、DartアプリやFlutterアプリに組み込めるようになっている。

 また、指の本数に依存しないスクロール設定がデフォルトで可能になったほか、SingleChildScrollViewとReorderableListにおける多数のクラッシュや予期しない動作を引き起こしていたバグの修正、2次元スクロールにおける問題の解決、ウィジェットアニメーションに対するきめ細かな制御を可能にするAnimationStyleの追加などが行われた。

 エンジンに関しては、ImpellerのOpenGLバックエンド機能が、Vulkanバックエンドと同等に引き上げられ、ほぼすべてのAndroidデバイス上のFlutterアプリが正しくレンダリングされるようになりつつある。また、VulkanバックエンドではデバッグビルドでSkiaにおいて使用される機能を上回る追加のデバッグ機能が有効化された。

 さらに、dart:uiのParagraphオブジェクトに、新しいGlyphInfoを返す2つのメソッド、getClosestGlyphInfoForOffsetおよびgetGlyphInfoAtが追加されたほか、Metal(iOS、macOS、Simulator)およびVulkan対応Androidデバイス上のImpellerにおいて、Flutterエンジンがデバッグおよびプロファイルビルドのタイムラインにおける、各フレームのGPU時間を報告するようになっている。

 ほかにも、Impellerへの特殊化定数の追加によるFlutterエンジンの非圧縮バイナリサイズ削減、Impellerのバックドロップフィルタの高速化、リンクが正しく設定されているかを検証するディープリンクバリデータの追加など、非常に多くの機能追加・改善が行われた。

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