米Microsoftは、財務の専門家が毎日使用するアプリケーションから、直接AIによるサポートを呼び出せるようにする「Microsoft Copilot for Finance」を、2月29日(現地時間)にプレビュー公開した。
Microsoft Copilot for Financeは、Dynamic 365やSAPといった組織の財務システムに接続し、Outlook、Excel、Teams、およびその他のMicrosoft 365アプリケーション固有のワークフローを自動化するとともに、ガイド付きアクション、リコメンデーションを提供し、財務チームが本来なすべき業務に集中できるようにする。
シンプルなプロンプトによってデータを取得・照合することによって監査を合理化し、コミュニケーションと支払計画を自動化することで回収を簡素化し、差異の検出を容易にすることによって財務報告の迅速化を可能にする。
ユーザーが、プロンプトから自然言語で「予測と実績の差異データを理解するのを手伝ってほしい」と促すと、Microsoft Copilot for Financeは直ちに洞察を生成し、ERPおよび財務システム全体から直接データを取得して、取るべきアクションを提案するとともに、文脈に応じたテキストを生成して関連ファイルを添付することで、有利なスタートを切れるようになる。
Microsoft Copilot Studioを使用して、Dynamic 365やSAPといった既存の財務システムだけでなく、数多くのシステムとも接続でき、既存のソースから洞察を引き出し、アクションを更新する機能も備えているので、より効率的にタスクを完了させられる。
Microsoft Copilot for Financeは現在、パブリックプレビューとして公開されており、利用にはサインアップが必要となる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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