コンテンツ駆動型Webサイト構築のためのフレームワークであるAstroの開発チームは、最新バージョンとなる「Astro 4.5」を3月11日(現地時間)にリリースした。
Astro 4.5では、整理されたUIパネルによって監査を視覚化・ナビゲートし、カテゴリ別に問題を参照可能にし、クリックすると詳細を表示するDev Audit UIが新たに導入されている。Dev Audit UIは、ページ上の何かが問題としてフラグ付けされている場合に、その理由を解明するのに役立つ。問題をクリックすると、ページ上の該当する要素までスクロールされる。また、それぞれの項目には、説明と詳細なガイドが付属している。
あわせて、ビュートランジションにおいて、transition:persistプロパティを使用して保持されたAstroアイランドを、ページが変更された際に新たなpropsで更新できるようになった。同機能によって、ページが変更されるとコンポーネントは同じ状態を維持したまま、新たなpropsを使用して自動的に再レンダリングされる。
また、インラインスクリプトタグにdata-astro-rerun属性を追加することで、ページが変更されるたびにスクリプトを自動的に再実行できるようになっている。
なお、以前のリリースでは、構文強調表示をShikiのフォークであるShikijiへ移行していたが、ShikijiがShikiに統合されたことから、AstroもShikiに戻った。
ほかにも、ファイル拡張子ごとに異なるCDNプレフィックスを指定する機能の導入、データコレクションのJSONスキーマを自動生成するための実験的なサポートの追加、新たなスクリプト検出アルゴリズムの実験的な追加、バグ修正など、数多くの機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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