米Cognitionは、世界初の完全自律型AIソフトウェアエンジニア「Devin」を、3月12日(現地時間)に発表した。
Devinは、疲れを知らない熟練したチームメイトであり、エンジニアとともにプログラムを構築したり、エンジニアがレビューするタスクを単独で完了したりできる能力を有している。Devinの存在によって、エンジニアはより興味深い問題への集中が可能になり、エンジニアリングチームはより野心的な目標に向けて努力できるようになる。
Devinは、非常に多くの意思決定を必要とする複雑なエンジニアリングタスクを計画、実行可能となっており、あらゆるステップで関連するコンテキストを思い出し、時間をかけて学習し、間違いを修正できる。また、サンドボックスコンピューティング環境内のシェル、コードエディタ、ブラウザといった人間が作業を行うために必要なものすべてを含む、一般的な開発者ツールを備えている。
さらに、ユーザーとの積極的なコラボレーションを可能にする機能も有しており、リアルタイムで進捗状況を報告し、フィードバックを受け入れ、必要に応じて設計の選択を通じたユーザーとの協力もできる。
SWE-benchを用いた評価によれば、Devinは課題の13.86%をエンドツーエンドで正しく解決しており、これは以前の最先端技術による結果(1.96%)を上回っている。編集するファイルが正確に指定された場合でも、かつての最先端技術によるモデルでは、課題の4.80%しか解決できないという。
なお、Devinは現在早期アクセス中であり、エンジニアリング作業でDevinを使用したい場合は、待機リストへの参加が必要となる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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