日立製作所、レガシーシステムのマイグレーション・モダナイゼーションを加速するソリューションの販売を開始

　日立製作所は、パブリッククラウドとの連携で顕在化する課題の解決に向けて、レガシーシステムのマイグレーション・モダナイゼーションを加速するソリューションを拡充して、ポートフォリオを拡大したas a Service型ITプラットフォーム「EverFlex from Hitachi」として、4月16日から順次販売を開始する。

　同プラットフォームでは、レガシーシステムの刷新に向けて大規模な基幹システムを対象に、高信頼なAIX環境をas a Service型で提供することによって、高度な知識とノウハウを必要とすることなくシステム要件に応じた堅牢でセキュアなITインフラ環境を即座に利用可能になるとともに、日々の運用負担を低減できる。あわせて、多岐にわたる業界・業種の大規模基幹システムの開発や運用で蓄積してきた同社のノウハウを活かして、今後のモダナイゼーションに向けた顧客の作業やトラブル対応などの負担も低減する。

　さらに、データ利活用の拡大にともなって増大するさまざまなセキュリティリスク対策の強化として、日立ストレージやジョブ管理ツール「JP1/Automatic Job Management System 3」、米Deep Instinctの次世代エンドポイントセキュリティ製品「Deep Instinct」を組み合わせたデータ保護ソリューションの提供を行う。同ソリューションによって、マルウェアによるデータ破壊のリスクからバックアップデータを保護し、万一感染した場合でも感染前のデータからの迅速な復旧が可能になり、セキュリティインシデント発生時の業務影響を極小化しつつ、顧客負担も低減する。

　ほかもに、機密性の高いデータを利活用したデータドリブンな意思決定を支える環境として、可用性や耐障害性を強化したRed Hat OpenShift Container Platform利用環境の、稼働監視・運用保守まで含めたマネージドサービスでの提供を行う。コンテナ基盤の稼働状況の監視や、業務影響の少ないタイミングでのソフトウェアアップデートなどを同社が実施するので、顧客は常に最新かつ安定稼働するコンテナ環境を少ない運用負担で利用できる。また、今後もRed Hat OpenShift Container Platformの技術を活用した、生成AIなどによる先進のデータ利活用における業務アプリケーション開発・運用の効率化や、アジリティの向上を支援していく。

　「EverFlex from Hitachi」の強化に関する価格と販売／提供開始時期は以下の通り。