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PagerDuty、インシデント管理における事後分析機能を強化。エンドツーエンドでのインシデント管理を実現

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 米PagerDutyは、同社の運営するインシデント管理プラットフォーム「PagerDuty」への新機能追加を3月19日(現地時間)に発表した。

「PagerDuty」におけるインシデント管理の概要
「PagerDuty」におけるインシデント管理の概要

 今回行われた機能追加では、2023年11月に買収した米Jeliが提供するポストモーテム機能が導入されている。ポストモーテム機能の追加によって、インシデントの事後分析を行うだけでなく、将来的に発生が予想されるインシデントの予防措置をとることが容易になり、エンドツーエンドでインシデント管理をしたいという企業からのニーズに応えられるようになった。

 「PagerDuty」におけるインシデント管理を担う、PagerDuty Operations Cloudは、AIOps、自動化、Customer Service Operationsに加えて、AIを活用したPagerDuty Copilotテクロノジを統合した、フレキシブルかつ利便性の高いプラットフォームであり、インシデントライフサイクルにおけるレジリエンスを強化し、インシデント解決を可能にする。

 同プラットフォームは、ITチーム、DevOpsチーム、セキュリティチーム、ビジネスチームがミッションクリティカルで時間的制約があり、インパクトが大きいインシデントを迅速に解決できるよう設計されている。不要なアラートの集約が可能になり、修正とトリアージを自動化できるほか、過去のインシデント、関連イベント、インシデント事後レビューに基づく、AIによるインサイト作成が可能になる。

 PagerDuty Operations Cloudを利用することで、インシデントワークフローに新たに加わった高度なアクションを用いて、重要なステークホルダと顧客へタイムリーにステータスアップデートを行い、SLA遵守を推進して信頼性を高められる。また、今回追加されたJeliのインシデント事後レビューを使えば、問題やインシデントの再発防止策についての分析が容易になり、インシデント管理へのよりプロアクティブなアプローチの促進につながる。

 さらに、自動化されたワークフローを活用することによって、インシデントのライフサイクル全体でプロアクティブな連絡と対応のオーケストレーションをシームレスに調整して、解決を迅速化できる。

 あわせて、SlackやMicrosoft Teamsを使用した対応調整、インシデント事後分析を、エンタープライズレベルの構成と柔軟性を備えた統合プラットフォームのステータスページによって実現しており、インシデントのライフサイクル全体に対応する単一ソリューションに統合することで、顧客はさまざまなツールを使用することで発生する不要なオーバーヘッドの回避が可能になる。

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