米OpenAIは、ChatGPTにおけるデータ分析機能を強化したことを、5月16日(現地時間)に発表した。今回行われたデータ分析機能の強化は、ChatGPT Plus、ChatGPT Team、ChatGPT Enterpriseユーザー向けに、新たな主力モデルである「GPT-4o」にて近日中に利用可能となる。
ChatGPTにおけるデータ分析機能では、1つ以上のデータファイルをアップロードすると、ChatGPTがユーザーに代わってPythonコードを生成・実行してデータを分析する。大規模なデータセットのマージやクリーニング、グラフの作成、洞察の発見といった、さまざまなデータタスクを処理できる。同機能によって、初心者でも詳細な分析を簡単に実行可能になるほか、専門家は日常的なデータクリーニングタスクにかかる時間を節約できる。
今回の機能強化では、ファイルをデスクトップにダウンロードしてChatGPTへアップロードする代わりに、GoogleドライブまたはOneDriveから、さまざまな種類のファイルを直接追加することが可能になった。
あわせて、追加したデータセットに基づいてChatGPTが作成したインタラクティブなテーブルにおいて、分析中の更新を追跡できるようになっている。特定の領域をクリックしてさらなる質問をするか、ChatGPTが提案するプロンプトを選択すれば、さらなる分析の掘り下げが可能になる。
さらに、ChatGPTとの会話内で棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、散布図をカスタマイズして操作できるようになり、グラフ要素の上にマウスを移動して追加の質問をしたり、色を選択したりといった操作も可能になっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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