Googleは、AIを活用したリサーチや執筆を行う際のアシスタントであり、Google LabsにおいてGemini 1.5 Proを搭載した「NotebookLM」の更新版を、日本語を含む言語で200を超える国と地域にて、6月6日から順次提供を開始している。
NotebookLMは、複雑な資料を理解・精査して、情報から新たに類似性を見つけ、下書きなどをすばやく作成するのに役立つツールとして開発されており、ドキュメントなど参照文献(ソース)をアップロードすると、NotebookLMがそれらを理解して、必要なサポートを提供してくれる。また、今回提供が開始された更新版では、これまで英語で提供してきた機能を他の言語でも提供するとともに、いくつかの新機能が追加された。
おもな新機能としては、これまでサポートしてきたGoogleドキュメント、PDF、テキストファイルに加えて、GoogleスライドとWeb URLがソースとしてサポートされるようになっている。また、インラインでの引用によってソース内の参照箇所に直接移動できるようになり、回答のファクトチェックがより容易になったほか、参照元の文言や文脈を詳しく調べられるようになった。さらに、NotebookガイドがソースをFAQやブリーフィングドキュメント、学習ガイドといった形式に変換可能になり、内容をより詳細に理解できるようになっている。
あわせて、Gemini 1.5 Proのネイティブなマルチモーダリティによって、スライドやドキュメント内の画像、グラフ、図についての質問も可能になった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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