エーピーコミュニケーションズ、開発者ポータル「Backstage」のマネージドサービス「PlaTT」シリーズの提供を開始

　エーピーコミュニケーションズは、国内初となる開発者ポータル「Backstage（バックステージ）」のマネージドサービス「PlaTT（プラット）」シリーズの提供を、7月9日に開始した。

　「PlaTT」シリーズは、「Backstage」とAIを組み合わせたもので、最短1日での「Backstage」の導入を可能にし、AIを活用した独自プラグインやテンプレートをすぐに利用できる。また、独自プラグインやテンプレートといったソリューションを活用した高い柔軟性・拡張性も特徴であり、チーム構築からセルフサービス化までのコンサルティング型の並走支援も可能になっている。

　同シリーズは、「Backstage」のマネージドサービスである「PlaTT BASE」、議事録やソフトウェアテンプレートにおける「PlaTT」のAIプラグインといった、開発に関する問い合わせをAIが対応する「PlaTT AIアシスタント」、ソフトウェアをテンプレート化して認知負荷を軽減する「PlaTT Software Template」、プラットフォームエンジニアリングの概念やBackstageの活用法を学べる「PlaTT オンボーディング」、開発・構築・運用からPlaTTの拡張までの並走支援を提供する「PlaTT 並走サービス」で構成される。

　「PlaTT BASE」は、活用に高度な技術が求められ、日々の運用保守にも手間がかかる「Backstage」の課題を解決して、開発生産性を向上させる。月額の利用料金は200000円から（別途Microsoft Azureの費用が必要）で、最低利用期間は6か月。

　「PlaTT AIアシスタント」は、システムに関する各種問い合わせに対応するAIアシスタントプラグインであり、「Backstage」統合チャットボット、開発に関わる会議議事録の作成・確認支援、Software Templateのレコメンドといった機能を備えている。月額の利用料金は100000円から（別途Microsoft Azureの費用が必要）で、最低利用期間は6か月。

　「PlaTT Software Template」は、「Backstage」のテンプレートを提供する定額制のサービスで、プロジェクトの効率化と迅速な立ち上げを支援すべく、さまざまな用途に応じたカスタマイズ可能なソフトウェアテンプレートを毎月提供する。月額の利用料金は50000円から（別途デプロイ後に作成される各クラウドリソース費用などが必要）。

　「PlaTT オンボーディング」は、プラットフォームエンジニアリングと「Backstage」の社内浸透を推し進めるオンボーディングコンテンツ。開発者ポータル未経験者でもスムーズに学べるコンテンツと、学習中の躓きポイントを可視化できるモニタリング機能を「PlaTT」上で提供する。月額の利用料金は、基本プランが200000円、オプションが10000円。

　「PlaTT 並走サービス」は、DevOpsを長年にわたって支援する中で培ってきた、クラウドネイティブを中心としたモダンな技術とそれに適した組織体制構築のためのノウハウを活かして、プラットフォームエンジニアリングの組織体制構築や、システムの開発・構築・運用の並走支援をはじめ、テンプレートの提供やプラグインの開発といった「PlaTT」の拡張を並走で支援する。