アスクは、「Python in Excel」が正式リリースされたことを、9月26日に発表した。
Python in Excelは、同社がプレミアムパートナーを務める米Anacondaによって提供されるAnacondaに含まれるPythonを、Microsoft Excelのスプレッドシート内で利用できるようにするもので、データ操作・分析・可視化および高度な機械学習とAIタスクの実行を可能にする。Anacondaは、Microsoft Excel内でのコーディングを最大限にサポートすべく、Python in Excel向けのアドインAnaconda Toolboxを提供している。
Python in Excelによって、複雑なデータ分析やモデリングを実行する際に、Microsoft Excel内で一般的なPythonライブラリが使用できるようになり、これまで以上にデータ活用が行いやすくなるとともに、これまでにない方法でデータの探索・操作・表示が可能になる。また、複雑なデータ変換が簡素化されたことで、手作業を最小限に抑えつつ生産性を向上させられる。さらに、作業の共有が容易になり、作業がより身近になって理解しやすくなるほか、再現しやすくなっている。
そのほか、Anaconda Toolboxを利用することで、専門家でなくてもスプレッドシートからPythonへアクセスできるようになり、Microsoft ExcelとAnaconda Notebook間でコードを素早く生成・保存・共有して、データの視覚化を実現する。また、Anaconda Assistantからヘルプを得つつPythonの学習が可能になるとともに、Anaconda Codeを利用すれば記述したPythonコードをMicrosoft Excel内で実行できるようになり、ワークブック内のPython環境を柔軟に制御して、必要に応じてパッケージの追加や削除が可能になった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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