英Canonicalは、Linuxディストリビューション「Ubuntu」の最新版である「Ubuntu 24.10 Oracular Oriole」の提供を10月10日(現地時間)に開始した。
Ubuntu 24.10ではまず、Linuxカーネルを最新版の6.11に変更した。これにより、プロセッサなど新しいハードウェアに対応した。また、デスクトップ環境「GNOME」も、最新版の「バージョン47」に移行し、米NVIDIAの新しいGPUや、オープンソースのデバイスドライバに対応した。
また、各種開発ツールも一新した。具体的には、GCCはバージョン14.2に、Pythonはバージョン3.12.7に、LLVMはバージョン19に、Rustはバージョン1.80に、Golangはバージョン1.23に、.NETはバージョン9にそれぞれ更新した。さらに、.NETではIBMのPOWERプロセッサに対応し、OpenJDKはバージョン23を収録するほか、バージョン24の早期アクセス版も採り入れた。
そして、キーバリュー型データストア「Valkey」(バージョン7.2.5)を新たに収録した。これはキーバリュー型データストア「Redis」のライセンス条件が商用に適さないものに変わったための措置だ。ほかにもさまざまな新機能が加わっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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