IDC Japanは、2024年上半期(1〜6月)の国内におけるAR/VRヘッドセットの市場規模に関する調査結果を、10月20日に発表した。同調査では、AR/VRヘッドセットをAugmented Reality(AR)、Virtual Reality(VR)、Mixed Reality(MR)、Extended Reality(ER)の、4カテゴリに分けて行われている。
調査結果によれば、国内における2024年上半期AR/VR/MR/ERヘッドセット合計出荷台数は、前年よりも34.6%減の16.4万台となり、PSVR2は発売当初は順調だったもののコンテンツ不足などにより、その後出荷数を大幅に減らしたことが大きく影響した。
一方で、XREALやRokidの製品に代表される簡単な半透明型のグラスを利用したヘッドセットであるERは、順調に成長しているように見える。しかし、リモート作業や遠隔作業利用による需要が一巡したことで、コマーシャル向け製品は足踏み状態にある。
ARは、HoloLensが市場から撤退してからはその代替となる製品が登場しておらず、新たな有力なプレイヤーが登場するまでは今後も需要が縮小すると見込まれる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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