米Dockerは、コンテナ管理のための強力でユーザーフレンドリなプラットフォームであるDocker Desktopの最新バージョンとなる、「Docker Desktop 4.35」を11月4日にリリースした。
Docker Desktop 4.35では新機能として、組織レベルでアクセスを管理できセキュリティの強化を可能にする組織のアクセストークン(ベータ版)、統一されたエクスペリエンスでさまざまな管理機能を利用できる新たなホーム画面(ベータ版)が追加されている。
あわせて、ターミナル機能が一般公開され、Docker DesktopのGUIに直接統合されたため、1つのウィンドウ内でCLIとGUIのインタラクションの、シームレスな移行が可能になった。また、ボリュームバックアップ機能が強化され、従来のVolumes Backup & Share拡張機能が直接統合されたため、バックアッププロセスが効率化されている。
さらに、Apple Silicon搭載Mac用のコンテナに最適化されたハイパーバイザである、Docker VMM(ベータ版)が含まれるようになり、findを用いた大規模な共有ファイルシステムの反復処理が、Docker Desktop 4.34と比較して2倍高速になるなど、パフォーマンスが大幅に向上した。
ほかにも、Red Hat Enterprise Linux用のDocker Desktopの一般提供が開始されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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