米Google Cloudは、開発者がアプリの構築と管理に必要な情報を取得するための新たな方法となる、「Gemini Code Assistツール」を12月18日(現地時間)に発表した。
Gemini Code Assistツールを使用することで、開発者はエンジニアリングシステムのあらゆる部分からの情報の取得や操作が可能になる。これらの機能はIDEだけでなく、Jiraの課題に関するコメント要約や、gitにおいて最後にファイルを編集した人の検出、Sentryからのライブサイトにおける最新の問題の表示といった作業にも役立つ。
開発エクスペリエンスの向上としては、IDEを離れることなくアプリケーションから重要な情報やツールにアクセスでき、集中力を最大限に高めることによって、生産性とコード品質を高められるほか、統合されたパートナーツールからのデータや洞察にリアルタイムでアクセス可能になり、より多くの情報に基づいた迅速かつ一貫性のある判断ができるので、開発サイクルの効率化やエラーの防止、そして最終的にはより優れたソフトウェアの開発につながる。さらに、新たなパートナーとオープンソーステクノロジの継続的な取り込みを通じてエコシステムを拡張することで、開発のあらゆる段階での必要なものが提供されるようになる。
12月18日より、Atlassian(Rovo)、GitHub、GitLab、Googleドキュメント、Sentry、Snykといったローンチパートナーから提供されるGemini Code Assistツール機能を、プライベートプレビューとして利用可能になった。
Gemini Code Assistツールを用いた、接続された開発を体験するには、プライベートプレビューにサインアップする必要がある。あわせてGemini Code AssistでGemini 2.0 Flashにサインアップすれば、Visual Studio Code、IntelliJ、PyCharmといったIDEにおいて、強化されたコーディング支援機能を利用できる。
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