カナダのCohereは、マルチモーダルデータを安全に取得してAIエージェントアプリの構築を可能にする、「Embed 4」を4月15日(現地時間)にリリースした。
Embed 4は、エンタープライズAIアシスタントやAIエージェントに適した検索エンジンで、あらゆるデータタイプでの高い精度と効率を実現しており、大規模組織のニーズに合わせた拡張が可能となっている。
複雑なPDFレポートや動的なプレゼンテーションスライドといった多面的なドキュメントを、テキストベースでも、画像・表・グラフ・コード・図表を含むドキュメントでも、正確かつ迅速に検索できる独自の機能を備える。
年次財務報告書、製品マニュアル、詳細な法的契約書といった、最大128Kトークン(約200ページ)のドキュメント埋め込みを生成可能で、アラビア語、日本語、韓国語、フランス語など主要なビジネス言語を含む、100以上の言語に対応する。
さらに、金融、ヘルスケア、製造業といった規制のある業界のデータに関するドメイン固有の理解に基づいて最適化されているため、仮想プライベートクラウド(VPC)やオンプレミス環境への導入によって、データのセキュリティを確保できるようになる。
Embed 4は現在、CohereのプラットフォームとMicrosoft Azure AI Foundryにて利用可能となっている。また、Amazon SageMakerでも利用でき、VPCまたはオンプレミス環境へのプライベートデプロイにも対応する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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