OpenAIは2025年6月4日、ChatGPT Plusユーザー向けにAI開発支援ツール「Codex」の新機能を公開した。同時に、インターネットアクセス権限や操作性向上などのアップデートが行われた。
今回のアップデートにより、ChatGPT Plusユーザーには「Codex」を、一定期間、広い利用枠が許可される。ただし、利用が集中した場合は制限がかかる可能性がある。
大きな追加機能として、Codexがタスク実行中にインターネットへアクセスできるようになった。これにより、外部リソースを必要とするテストの実行、基盤となる依存パッケージのインストールやアップグレード、新機能の構築に必要なパッケージの追加などが可能となった。インターネット接続は初期状態では無効であり、環境作成時や設定変更時に有効化できる。利用者は接続許可するドメインとHTTPメソッドを細かく制御できるため、セキュリティや運用面でのリスクを管理できる。インターネットアクセス機能は、Plus、Pro、Teamの各プランで利用でき、Enterpriseプランでも今後対応予定となっている。
このほか、タスクの継続操作時に既存のプルリクエストを更新する仕様への変更や、シングルサインオン利用組織で多要素認証の設定が不要になるなど、操作性向上も図られている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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