Cursorは2025年6月4日(現地時間)、「Cursor 1.0」の正式リリースを発表した。今回のリリースでは、コードの自動レビューを行う「BugBot」や、すべてのユーザーが利用可能となる遠隔コーディングエージェント「Background Agent」の正式公開など、多数の新機能が追加された。
「BugBot」はGitHubのプルリクエストを自動レビューし、問題箇所が見つかった際にはコメントで指摘する機能を持つ。コメント内の「Fix in Cursor」ボタンから、指摘内容を自動入力した状態でエディタに移行して修正作業を行える。
「Background Agent」は初期リリースから数週間の先行提供を経て、全ユーザーが利用できるようになった。プライバシーモードが無効であれば、チャット画面のクラウドアイコンやCmd/Ctrl+Eで起動できる。今後、プライバシーモード有効時の対応も予定されている。
そのほか、Jupyter Notebook内で複数セルの直接編集を可能にするエージェント機能や、会話内容から記憶を参照する「Memories」機能(ベータ版)、MCPサーバのワンクリック設定・OAuth対応、チャット内でのMermaidダイアグラムやMarkdown表の可視化、設定画面・ダッシュボードページの改良といった機能が追加された。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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