Windsurfは2025年6月11日(現地時間)、AI統合型のWebブラウザ「Windsurf Browser」のベータ版を公開した。Windsurf BrowserはChromiumを基にしたブラウザで、Windsurfが提供するエディタやターミナルとの連携により、開発者の行動履歴や文脈をAIが把握しやすく設計されている。

Windsurf Browserでは、通常のWebページ閲覧やドキュメント参照に加え、GitHubのIssue確認、アプリケーションのデバッグ、開発ドキュメントの活用が可能である。従来、他のツールでは開いているページの内容をコピー&ペーストしたりURLを共有する必要があったが、Windsurf BrowserではAIが現在開いているタブを自動的に認識し、利用者が必要な操作を指示することで文脈を取り込めるようになっている。
同社が2025年5月に発表した自社LLM「SWE-1」は本ブラウザに最適化されており、開発者の行動や操作のタイムラインをモデルが高精度で把握できる設計となる。ベータ版はセルフサーブプラン利用者を対象に提供が開始されており、今後は利用者からのフィードバックをもとに機能の改善を進めるとしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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