サーバーワークスは、20歳以上の企業に勤務するITエンジニアを対象に実施した、生成AI関連スキルに関する調査の結果を6月17日に発表した。同調査は、5月15日〜22日の期間に行われ、278名から回答を得ている。
調査対象者に、生成AIに関する自身の知識レベルを尋ねたところ、「基本用語(ChatGPT、LLMなど)は知っている」(31.7%)がもっとも多く、「一般的な技術やユースケースは理解している」(28.4%)がそれに続いた。

生成AIについて、「知らない」と答えた人以外(232名)に、生成AIに関するスキルを身に付けたいと思うかを尋ねた質問では、「強くそう思う」(24.6%)と「ある程度思う」(56.9%)を合わせた割合が81.5%に達している。

生成AI関連で学びたい・強化したいスキルとしては(複数回答)、「アプリケーションや業務への組み込み方法」(44.8%)が最多となり、「プロンプトエンジニアリング」(37.1%)、「LLM(大規模言語モデル)の仕組み理解」(32.8%)、「導入戦略やプロジェクト設計」(31.5%)がそれに続いた。一方で、「何を学べばいいのかわからない」(16.4%)という回答もみられる。

生成AIに関するスキルを身に付けるために、現在行っていることを尋ねたところ(複数回答)、「実際にツールを触って試している」(37.9%)がもっとも多く、以下「オンライン動画で学習」(32.3%)、「書籍や記事で独学」(31.5%)が続いている。また、「特に何もしていない」(25.0%)という回答もみられた。

勤務先の企業では、生成AIに関するスキルを身につける機会を提供されているかを尋ねた質問では、「提供されている」という回答が42.7%に達している。

生成AIについて、ハンズオンで学ぶ機会がほしいかを尋ねたところ、「ぜひほしい」(27.6%)と「どちらかといえばほしい」(42.2%)を合わせた割合が69.8%を占めた。

この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です