Googleはブラウザにさまざまな機能を追加するプラグイン「Google Gears」の最新版をリリースした。
Googleは14日、ブラウザにさまざまな機能を追加するプラグイン「Google Gears 0.2」をリリースした。昨年5月31日に発表されて以来、約8か月ぶりのバージョンアップとなる。
Google Gearsは、IEやFirefoxなどのブラウザにインストールするプラグイン。通常、ブラウザは「Webサイトを表示する」という機能しかないが、Google Gearsはここに「簡易DB」「ローカルサーバ」「WorkerPool(JavaScriptを強化するモジュール)」の機能を追加する。ブラウザのクライアントソフトとしての機能を高め、より快適なWebブラウジングを実現することができ、例えば「Gmail」や「Google Reader」などのデータを一括受信し内部DBに保存しておくことで、インターネットに接続できない環境でも閲覧できるようになる。
Google Gearsは2007年5月31日に開催された「Google Google Developer Day 2007」で発表された。APIも公開されており、誰でもGoogle Gears対応Webサービスを作ることができる。Google Gearsそのものも無償で入手することが可能となっている。
今回のバージョンアップでは、0.1以降報告が寄せられていた大量のバグを修正したほか、これまでのDBモジュールやサーバモジュールに加え、「HttpRequestモジュール」「Timerモジュール」が追加された。既存機能にも改良が加えられている。
【関連リンク】
・Google Gears API Blog: Gears 0.2 Released!
・API History - Google Gears API - Google Code
・CodeZine:Google Gears × Google Readerをさっそく使ってみた
・CodeZine:「サプライズはGoogle Gears」 全世界でGoogle Developer Day 2007開催
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