準備:今回の検証環境
検証環境と各コンポーネントの役割は以下のとおりです。
- Kiro IDE(バージョン:0.12.333)、モデルはAutoモードを使用
- AWS Knowledge MCP Server:やってみた①②の情報源(設定例は下記)
- Powersパネルから「AWS Cost Optimization」(やってみた③で使用)と「AWS Observability」をインストール。後者は本記事の検証では必須ではありませんが、顧客環境へのアクセス権がある支援フェーズではCloudWatch等で実環境を直接調査でき、回答を「実環境の裏取り付き」に格上げできるため、コンサル用途では入れておく価値があります
// .kiro/settings/mcp.json の設定例
{
"mcpServers": {
"aws-knowledge": {
"url": "https://knowledge-mcp.global.api.aws"
}
}
}
下記のようにAWS Knowledge MCP Serverが利用可能になれば準備完了です。なお、キャプチャに写っているfetchは筆者が以前から設定していた汎用のWebページ取得用MCPサーバーで、今回の検証では使用していません。
続いて、Powerのインストールです。PowersパネルのAVAILABLE欄から対象のPowerを選んでインストールします。
INSTALLED欄に2つのPowerが表示されれば完了です。
つまずきポイント:uvxがないとMCPサーバーの読み込みエラーが多発する
筆者はここで1つつまずきました。Powerをインストールしたのに、MCPサーバーの読み込みエラーが多発したのです。原因は uvxコマンドが未導入だったこと でした。
エラーメッセージは「MCP error -32000: Connection closed」とだけ表示され、uvx不足が原因とは読み取れない点に注意が必要です。同じエラーに遭遇した場合は、まずuvの導入状況を確認してみてください。
Knowledge MCP Serverはリモート型なので接続するだけで動きますが、Powerに同梱されるMCPサーバーの多くはローカル実行型で、uvx(パッケージマネージャー「uv」に同梱されるコマンド)経由で起動されます。そのためuvが未導入だと、Powerを入れてもMCPサーバーが起動できません。以下のコマンドでuvを導入し、Kiroを再起動した上でMCPサーバーを再接続すれば解消します(詳細はuvの公式ドキュメントを参照)。
# Windowsの場合
powershell -ExecutionPolicy ByPass -c "irm https://astral.sh/uv/install.ps1 | iex"
# macOSの場合
brew install uv
なお、uvを導入してもPrometheusやApplication Signals用のMCPサーバーはエラーが残ります。これらは接続先などの必須設定が別途必要なためです。今回の検証では使用しないので、そのままで問題ありません。
