米Microsoftは15日、非営利団体「One Laptop per Child(OLPC)」が提供する低価格ノートPC「XO」へのWindows提供に合意したと発表した。6月始めから新興成長市場での試験的導入を予定。
米Microsoftは15日、非営利団体「One Laptop per Child(OLPC)」が提供する低価格ノートPC「XO」へのWindows提供に合意したと発表した。6月に主要な新興成長市場への試験的導入を予定している。
「OLPC」は発展途上国の子供たちへの学習手段の提供を目的として100ドルノートPCの開発・研究に取り組む団体。「XO」はさまざまな利用環境へ対応できるよう堅牢性や省電力性などを重視しているのが特徴で、従来はLinux版のみが提供されていた。
今回の導入に先立ち、MicrosoftはWindowsをXO上で稼動させるためのカスタムドライバの開発に1年以上の期間を投入。現時点では、電子ブックやカメラ、Wi-Fiネットワーク、ライティングパッド、カスタムキー、省電力モードなど各種ハードウェア機能をサポートする。Windowsの対応によって何十万ものサードパーティアプリケーションとデバイスが「XO」との互換性を持つことになった、と同社では今回の意義を述べている。
【関連リンク】
・Microsoft and One Laptop per Child Partner to Deliver Affordable Computing to Students Worldwide
・One Laptop per Child
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