Googleのオープンソースプロジェクトは16日、Python向けテストフレームワーク「MOX」を公開した。
Googleのオープンソースプロジェクトは16日、Python用テストフレームワーク「MOX」を公開した。Google Code内のMOXプロジェクトのページよりダウンロードできる。
MOXはPython向けのMockオブジェクトフレームワークで、JavaのライブラリであるEasyMockを基に作られた。データベースやファイルシステム、Pythonのクラスやモジュールといった、テストの際に依存関係があるパーツのMockオブジェクト(ダミー)を作成できる。
Mockオブジェクトとは、実際の処理を行わずに定数値だけを返すオブジェクト。テスト対象モジュールがダミーオブジェクトとして呼び出し、使用する。
例えば入力メソッドの動きをテストする際は、データベースのローカルコピーを作成するかわりにMOXを使うことで、データベースに対する呼び出しや反応をシミュレーションできる。
インストールする場合は、ダウンロードしたファイルを解凍し、次のコマンドを実行する。
$ python setup.py install
なお、MOXを作成したpymoxのコミュニティページでは、インストール方法や使用例のソースコードも公開している。
【関連リンク】
・Check Out Mox, Our Mock Object Framework for Python:Google Open Source Blog
・pymox
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